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特定非営利活動法人(NPO)ふくしま飛行協会 週間ジャーナル
ぺんぺん草通信 第361号
                             2010/01/17
                             編集責任者 斎藤喜章
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【黒いコート(1)】

 多少骨が多いがタケノコとニシンの煮物は美味である。

 好き嫌いはあるだろうが筆者の好物のひとつだ。特にカルシウム源になる
ニシンの小骨は、消化するか否かはさておいて、上下の大臼歯でシッカリ噛
み出来るだけ粉々にして料理の一部として食べてしまう。

 薄めに味付けされたニシンの身は、華やかなビールの喉越しと一緒に流し
込む。
美味い!一日の疲れが吹っ飛ぶ。

 といっても筆者あまり飲めず350ミリリットル程度がリミット。まあ、食欲増
進飲料程度の嗜みである。二口目、三口目、小骨をシッカリ噛み、旨みの
ある身と共に胃袋の中へ。

 チョットした拍子だったのだが”息を吸うタイミング”と”ビールと小骨が喉頭
蓋付近を通過する”タイミングが一緒になり呼吸が・・・。

 ゲホン・ゴホン・ヴァホーンー、〜〜・・・。
ヒー・ヒー・・・(吸う息の音)、ゴホン!

 大呼吸困難に陥ってしまった。

 身体が衰えてくると「お餅一片で呼吸困難」、或いは「異物が肺にとどまり」
肺炎に至り死亡などは、ちょっとした油断で起き得る日常のことである。
しかし、その日常が筆者の体内で起きた。

 事態はアルコール飲料とニシンの小骨が気管から気管支へそして肺に達
したかもしれない。(という不安)
咳き込む顔は血圧が上がったのかアルコールのせいなのか分析こそしてい
ないが赤くなりっぱなしである。ここで本物の呼吸困難にでも陥ればチアノー
ゼを引き起こし顔面が蒼白になるかもしれない。

 が・・・。咳き込む勢いに力強さを失ってくると咳きも気持ちも落ち着いてきた。
だが依然として小骨は気管に存在し続けているはずだ。(と思う)

 その存在する現実を素直に受け入れることが出来ると身体が自然に反応
してくる。その様な体感を得たのだ。小骨の固まりが気管から食道のほうに
ジワジワ・モソモソと戻ってくる。這い上がってくると行っても過言ではない。
少しずつであるがカルシウムの塊が気管から食道の方へ向かってくる。

 アッツ・・・、いま食道に。

 カルシウムの塊は躊躇なく食道から胃酸の海へ消えて行き明日の骨格保
全の素になった。

 ニシンの骨の塊を気管から食道に戻してしまった偉大な力、医学的な知識
を持ち合せていないので確実なところは言えないが、多分、繊毛運動のお陰
であろう。改めて肉体の神秘を教えられた感がする。
多少、不用意な身体的実験要素は含まれていたが・・・。

 ところで医学者であり漫画家であった手塚治虫が書いたメディカル・ヒュー
マニティ・マンガ「ブラックジャック」。
悪を懲らしめ慈愛に生きるその男、その象徴がブラック・コートである。時に
はコートにメスを偲ばせ悪人と戦う。だからカッコ良いのだ。(筆者だけかも知
れないが)

 ブラックジャックのようにブラック・コートの襟を立てたりしないが黒いコート
を着て上京した。昨年の暮れも押し詰まるころであった。
新橋や霞ヶ関あたりをチョコマカしていたのであるが、黒いコートは「多少時
代感覚がずれているな」と感じたが脱いでしまいたいほどの時代錯誤ではな
い。
ファッション感覚より寒さによる健康問題の方が重要であると判断し、黒の
コートを着続けることにした。

 黒いコートを着た筆者は、とあるビルの8階にあるレストランに向かった。

                           続く・・・

 レストランで起きる「汗がタラリとひた落ちる」事件とは・・・。
その原因は既に吾が身にあった。しかし、気づきもせず向うのであった。

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 【活動報告】
 1/5 年賀のご挨拶(斎藤・清瀬・吉内)
 1/6 年賀のご挨拶(同上)
 1/13 スカイパーク運営協議会(福島市農業振興課・指定管理者)
 【活動予定】
 1/21 定期会計監査
 1/23 赤十字飛行隊支隊長会(斎藤代理出席)
  1/24 市民活動フェスティバル総括会

 =====【年間行事計画】===☆============☆★=

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NPOふくしま飛行協会 斎藤喜章