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特定非営利活動法人(NPO)ふくしま飛行協会 週間ジャーナル
ぺんぺん草通信 第368号
                             2010/03/07
                             編集責任者 斎藤喜章
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 【想い千三百年(3)】

  着いたばかりのホテルを出ると左側に猿沢池がある。そして、前方に石の
 階段がそびえる。
 あたかも千三百年の過去にタイムスリップするための入口のようだ。階段を
 登り始めると右手前方に凛と建つ五重塔の上階が見えている。
 ここを昇ると興福寺だ。

  続く石段の半ばに階段を横切る道路が走っている。さすが国際観光だ、観
 光客が石段を登り道路に近づくと車がスッと止まる。観光客(人)が最優先
 されているのがわかる。
 空気の中に何かお香の匂を感じながら一気に石段を登りきると貴族のプラ
 イドを五段重ねにし、その思いを高さに表現したかの様な趣がある。
 そぼ降る雨に似合う・・・。

  奈良県庁裏手の小路をゆっくり歩いてみた。格式と言うか風格と言うか家並
 みに歴史の雰囲気がする。貴族的な門構、今にも聴こえてきそうな牛車のひ
 づめの音、カラゴロと鳴る車輪。
 初老の夫婦がキョロキョロと物見遊山でチョロチョロ歩いていると、後ろから
 牛車の主に「どいてタモ・・・」などと言われそうだ。

  県庁脇の県道から100メートルと離れていない小道であるが想いを巡らせる
 迷路の入口にはふさわしい。これから金堂(大仏殿)に向かうのだが正面方向
 参道(南大門)から向かうのでは迷路にはならない。解らないところから向かう
 から楽しみが増える。

  戒壇院・・・。あの鑑真が戒を授けたのがこの院、整備された芝生には形の
 良い松の木が配されている。鑑真の渡来の情熱を厳粛に受け止めるような
 風情は足を止めるには充分だ。
 六道の世界をアタフタ・ドタバタ生きている筆者によって戒など無縁だが、戒
 名が書かれる前にそれらしい生き方をしたいとも思う。

  ・・・などと、今生と後生の往来を想像していると、「まあ!かわいい」の妻の
 発する声で我に返った。
 雨に煙る松の木に沿う一頭の鹿に近づきながら細は携帯のカメラを可愛ら
 しい瞳のほうに向けている。
 「キャー」今度は逃げ戻ってきた。鹿が近づいてきたのだ。
 観光地で人なれした鹿は、手先にある携帯が鹿せんべいに見えても不思議
 はない。
 「日本一おねだり上手な鹿だから・・・」

  金堂を囲む白壁、その側面奥に出た。ここは参道から離れた奥の方、もう少
 し奥に行けば正倉院、人出は多くない。この幽玄回廊で出会った観光客らしき
 ひとは指折り数えられるくらいだ。

  金堂を囲む壁面を南大門に連なる正面参道のほうへ向かう。そこは今しば
 らくいったL字の壁を左側に曲がった先である。

  玉砂利を踏みしめるように足から伝わる感触と小気味良い音を楽しみな
 がら左折。

  エッッ・・・。見える光景がガラッと違う。国・際・都・市・・・ナラ!

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 【活動報告】

 2/19 定期会計監査
 2/21 福島県県北振興局・支援事業成果発表会 13:30(文化センター)

 【活動予定】
 3/9 民報社・民友新聞社 表敬訪問(斎藤・清瀬・室屋・橋本)

 =====【年間行事計画】===☆============☆★=

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NPOふくしま飛行協会 斎藤喜章