【想い千三百年(6)】
西の大陸から舞い上げられた黄砂が福島の地もやって来た。
春の強風が去った22日のことである。
梅花咲く東風(こち)の季節の到来だ。筆者、親不孝者で父母の墓参りは
ルーティンワークのように春彼岸・お盆・秋彼岸の3回のみである。
車で20分の近地にあるのに。家族で参り、先祖の話をするなど家族だけ
のドメスティック・インフォーメーションを内部公開するには良い時間である。
その情報を息子や娘に記憶されるかどうかはともかく、情報を隠蔽したと
糾弾されることはないであろう。
さて、奈良路の旅も2日目の午後の話である。カーナビに引っ張られるよう
に法隆寺に着いた。さすが、日本における世界文化遺産第1号認定のところ、
緊張感と安堵感が交差する・・・。
なんせ、小学校の教科書の記憶「玉虫の厨子の物語」にタイムスリップす
る入口に立っているのだから。
雲間の青空をバックにスーッと建つ数々の伽藍は遥か昔の祈りの響きが
流れていくようだ。大伽藍から宝物殿。初めて本物を見るワクワクする好奇
心の老夫婦の目に映ったのは百済観音像、九身頭の仏身に向かって
「(妻)アララ、男性かしら女性かしら・・・?」、
「(夫)ニューハーフだよ・・・、男性の智慧と女性の知恵を持つ新人類だろ
う」。
1500年の昔にも過去現在そして未来を考えている人は大勢いた。
そして適った行動をした、そんな人の一人が百済観音のモデルになった御仁?
この像を聖徳太子も見たのだろうか、聖徳太子がいたことを信ずるのが前提
だが・・・。
聖徳太子が幼少のころ持っていたといわれる守り刀、銅七星剣。随分減光さ
れたショーケースの中にある。
銅の鈍い光は微かだが切先に近い場所に北斗七星が彫ってある。
しかし、ショーケースのガラスの反射と薄暗いライティング、銅色の剣の光が
丁度良い角度にならないと星の形が見えない。
しかし、その存在(銅七星剣)を知らずに、たまたま脇を通った筆者の目に
瞬間的に飛び込んできた北斗七星は、なにげなく夜空を見たときに目に飛び
込んできた柄杓(ひしゃく)の形をした星列だった。
風に流れる雲も彫ってある。
なんか不思議な豊かな気持ちになった。
この守り刀を身に付けることで空や星や雲も味方にしたい、宇宙までを含め
た調和、「和」とはそんな世界なのか!
・・・でも、お茶屋さんで頂く「和」菓子の方がいい。
と、いったのは妻だった。
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」、柿はどこで食したのか・・・。
これは、夫婦の話題、いや問いの一つだった。この問いは「梵鐘の音でも
『柿食えば・・・』の方が大きなスケール感を柿・鐘・法隆寺の単純さで表現し
ている。・・・と思う。」(ぺんぺん草通信第365号)と書いてから頭のどこかに
見え隠れしていた。
この問い、法隆寺に着いたらいっぺんに湧き出した。
タイムスリップから程なく抜け出し、雲が映る鏡池のほとりに、この句碑が
あった。そこに当該地の茶屋で食した旨のことが書いてあった。
解決!
しかし、食った柿は生・干し・熟しのどれだったんだろう?
筆者、生食が好きだ。文学言(ちょん・ひょんしる)氏は、熟して「やわやわ
とろとろ」(筆者勝手に表現をデフォルメしました)になった熟し柿が好きだと
書いていた。
確かにあの種の周りのゼリー様は今も筆者の子供のころの口中にした
微妙な食感として残っている。
・・・で、シカのフンの食感は来週にしましょう。では。
?
=============================FFA
【活動報告】
2/21 福島県県北振興局・支援事業成果発表会 13:30(文化センター)
3/9 民報社・民友新聞社 表敬訪問(清瀬・室屋・橋本)
3/25 定期会計監査
【活動予定】
4/1 ふくしまスカイパーク再開場
=====【年間行事計画(予定)】===☆=========☆★=
4/1 スカイパーク再開場
4/9 年間行事実行委員会 18:30 信陵学習センター2F
4/17 会員親睦お花見会(場所等決定次第報告します。)
5/4〜5 GW「みんなの遊び場になるU」
5/30 ふくしま飛行協会総会 18:00 ウイング・カフェ
10/10〜11 全日本曲技飛行競技会
10/16〜17 エアロスピリッツりんご祭
|